京都市内は盆地で冬は底冷えがし、夏は蒸し暑く、その寒さは北海道の人が寒いと言うぐらい寒く、夏の暑さは南米の人が暑いと言うぐらい蒸し暑いのですが、地球温暖化の影響もあり、気候変動が起こったと考えられます。40年前の住宅事情では外壁と内壁の間に断熱材が入っていない建物が、多数、存在し、現代の生活環境においては、住みにくく、また、家電製品は必需品です。この家電製品の消費量を減らすために、家の外と中の空気の気温差を解消する必要があります。外壁と内壁の間に断熱材を用いるのですが、繊維系の断熱材と発泡プラスチック系の断熱材があります。住まわれている土地柄によって、選択する断熱材も変わってきますが、理解しやすいイメージとしては、鮮魚を輸送や運搬する時に使用する、発泡スチロール製のクーラーボックスです。湿気や水分を通さず、中の鮮魚は凍ったままで、店先やご家庭へ運ばれていきます。持ち運ぶ時の持つ手が、冷たいかと思うと、そうではないのです。気密性の高い発泡スチロールに覆われているからです。この状態を建物にも利用したいのです。また、窓ガラスは家の外の空気と中の空気の気温差を受けやすく、家の中にある水蒸気が、冷たい壁や窓ガラスに触れて、凝結し、水滴となって付きます。それを防ぐために、二重サッシやペアガラスの窓を取り入れ、ガラスとガラスの間に湿気を含まない気体を入れ、断熱するのですが、先日、リフォームの建物見学会へ行った時、古い窓の内側に新しい窓枠を入れて、二重窓にしていました。透明なガラスや磨りガラスを組み合わせると機能性もアップし、見た目もオシャレに見えます。私がマンションで一人暮らしをしている時は、ベランダの窓の外側の下に段ボールの厚紙を置いたりして、外気を遮断していました。見た目は良くないですが、部屋の中の寒さが、少し、収まります。断熱はリフォーム時に考える重要な項目です。私たちが温室効果ガスを削減する取組みができたなら、地球の温暖化は防げるのでしょうか。
温室効果ガス・・・赤外線を吸収する能力をもつ気体で大気中に存在します。地表面からの熱をいったん吸収し、熱の一部を地表面に下向きに放射します。地表面は日射と放射によって加熱があるため、より高い温度になります。温室効果をもたらす気体、二酸化炭素、水蒸気、メタン、窒素酸化物、オゾン、フロンなど。
人為起源の温室効果ガス・・・二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンなど。