あえて和室を洋室にリフォームするのに残しました。縁側と室内の境に多く用いられていますが、その昔、部屋の間仕切りには簾や屏風が用いられ、人の座るところにだけ畳が敷かれてました。座る人に応じて畳縁の材質や色を変えて作っていたそうですが、現在では、和室に畳・障子は当たりまえ、日本の寒い冬の季節を過ごすのに、畳の上に炬燵を置いて暖を取ったり、障子で窓ガラスの温度を遮るなど、日本の風土と共に発展した優れたアイテム、張り替えるメンテナンスは必要ですが、部屋に注ぎ込まれる穏やかな光は、カーテンと違う、和、特有のやさしい灯りです。今回は、欄間障子もあったので、残しました。